今年は手足口病が大流行しています(英語でもhand, foot and mouse diseaseといいます)。口の中や手足に水疱性の発疹が出る、ウィルスによって起こる感染症です。子どもの罹患が多いので(約9割)、子どもの病気と思われがちですが、大人も罹患します(残り1割)。大人の場合は、症状が重症化しがちといわれています。「もしかして…」と思われたら、早めに医療機関を受診しましょう。

感染力が強く、つば等の飛沫感染の他、接触感染、糞口感染(うんち・おしっこ中に排出されたウィルスが口に入り感染)によってうつります。大人の場合は、おむつ替えの際にうつることが多いようです。

感染予防は、ウィルス感染症に共通の「石けん手洗い・うがい」が有効です。発症後1ヵ月くらいはウィルス排出していますので、症状が治まってからも、しばらくは注意が必要です。